| 1. |
かみそり(頭髪のカットのみの用途(レーザーカット)に使用するかみそりを除く。以下同じ)及びかみそり以外の器具で、 血液の付着しているもの又はその疑いのあるものの消毒の手順 |
| (1) |
消毒する前に家庭用洗剤をつけたスポンジ等を用いて、器具の表面をこすり、十分な流水(10秒間以上、1リットル以上)で洗浄する。 |
| ※ |
1. |
.器具は、使用直後に流水で洗浄することが望ましい。この際流水が飛散しないように注意することが必要である。 |
| 2. |
消毒液に浸す前に水気をとること。 |
| (2) |
消毒は次のいずれかの方法により行う。
(注)消毒薬は医学品を使用すること(以下同じ)。 |
| ア |
煮沸消毒器による消毒
沸騰してから2分間以上煮沸すること。 |
| ※ |
1. |
陶磁器、金属及び繊維製の器具の消毒に適するが、くし類等合成樹脂製のものの一部には加熱により変形するものがある。 |
| 2. |
水量を適量に維持する必要がある。 |
| 3. |
さび止めの目的で、亜硝酸ナトリウム等を加えることができる。 |
| イ |
エタノールによる消毒
76.9v/v%〜81.4v/v%エタノール液(消毒用エタノール)の中に10分間以上浸すこと。 |
| ※ |
1. |
消毒液は、蒸発、汚れの程度等により、7日以内に取り替えること。 |
| 2. |
消毒用エタノールを希釈せず使用することが望ましいが、
無水エタノール又はエタノールを使用する場合は、消毒用エタノールと同等の濃度に希釈して使用すること(以下同じ)。 |
| ウ |
次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(有効塩素濃度1,000ppm)中に
10分間浸すこと。 |
| ※ |
1. |
金属器具及び動物性繊維製品は、腐食するので使用する場合は、必要以上に長時間浸さないなど取扱いに注意すること。 |
| 2. |
消毒液は、毎日取り替えること。 |
| 3. |
消毒薬を取り扱う際には、ゴム手袋を着用する等、直接皮膚に触れないようにすること。 |
| 4. |
製剤は保管中に塩素濃度の低下がみられるので、消毒液の有効塩素濃度を確認することが望ましい。 |
| (3) |
消毒後流水で洗浄し、よくふく。 |
| ※ |
1. |
クリッパーは刃を外して消毒すること。 |
| 2. |
替え刃式カミソリは、ホルダーの刃を挟む内部が汚れやすいので、刃を外してろ紙等を用いて清掃すること。 |
| 3. |
洗浄に使用したスポンジ等は使用後、流水で十分洗浄し、汚れのひどい場合は、エタノール又は次亜塩素酸ナトリウムで消毒すること。 |
| 2. |
かみそり以外の器具で血液が付着している疑いのないものの消毒の手順 |
| (1) |
消毒する前によく洗浄する。 |
| (2) |
消毒は前記1の方法又は次のいずれかの方法により行う。 |
| ア |
紫外線照射による消毒
紫外線消毒器内の紫外線灯より85uw/cu以上の紫外線を連続して20分間以上照射すること。 |
| ※ |
1. |
器具の汚れ具合、収納状況等により効果が期待できないことがあるため、
器具の汚れを十分に除去した後、直接紫外線が照射されるような状態に収納した後、照射する。 |
| 2. |
構造が複雑で、直接紫外線の照射を受けにくい形状の器具類の消毒には適さない。 |
| 3. |
定期的に紫外線灯及び反射板を清掃することが必要である。 |
| 4. |
2,000〜3,000時間の照射で出力が低下するので、紫外線灯の取替えが必要である。 |
| イ |
蒸し器等による蒸気消毒
器内が80℃を越えてから
10分間以上湿熱に触れさせること(湿度計により器内の最上部の温度を確認すること)。 |
| ※ |
1. |
ガラス、陶磁器、金属及び繊維製の器具等の消毒に適するが、くし類等合成樹脂製のものの一部には加熱により変形するものがある。 |
| 2. |
タオル等布片類を器内に積み重ねて消毒する場合、最上部のタオル等が湿熱に充分触れないことがある。 |
| 3. |
器内底の水量を適量に維持する必要がある。 |
| ウ |
エタノールによる消毒
76.9v/v%〜81.4v/v%エタノール液(消毒用エタノール)を含ませた綿若しくはガーゼで器具表面をふくこと。 |
| エ |
次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
0.01%〜0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(有効塩素濃度100〜1,000ppm)中に
10分間以上浸すこと。 |
| オ |
逆性石ケン液による消毒
0.1%〜0.2%逆性石ケン液(塩化ベンザルコニウム又は塩化ベンゼトニウム)中に10分間以上浸すこと。 |
| ※ |
1. |
石ケン、洗剤を用いて洗浄したものを消毒するときは、十分水洗いしてから使用すること。 |
| 2. |
消毒液は、毎日取り替えること。 |
| カ |
グルコン酸クロルヘキシジンによる消毒
0.05%グルコン酸クロルヘキシジン液中に10分間以上浸すこと。 |
| ※ |
|
消毒液は、毎日取り替えること。 |
| キ |
両性界面活性剤による消毒
0.1%〜0.2%両性界面活性剤(塩酸アルキルポリアミノエチルグリシン又は塩酸アルキルジアミノエチルグリシン)中に10分間以上浸すこと。 |
| ※ |
|
消毒液は、毎日取り替えること。 |
| 3. |
消毒に必要な器材 |
|
ア |
液量計:100ml用及び1,000ml用 |
| イ |
消毒容器:消毒用バット(ふた付きのものが望ましい)、洗面器、その他消毒に必要な容器 |
| ウ |
卓上噴霧器 |
| 4. |
タオル、布片類の消毒 |
| (1) |
加熱による場合は、使用したタオル及び布片類を洗剤で洗浄した後、蒸し器等の蒸気消毒器に入れ、器内が80℃を越えてから10分間以上保持させること。 この場合、器内の最上部のタオル等の中心温度が80℃を超えていないことがあるので、蒸気が均等に浸透するように十分注意すること。 |
| (2) |
消毒液による場合は、使用したタオル、布片類を次亜塩素酸ナトリウム液に浸し、消毒すること。
消毒終了後は、洗濯し、必要に応じて乾燥して保管するか又は蒸し器に入れること。 |
| (3) |
血液が付着したタオル、布片類は、廃棄するか又は血液が付着している器具と同様の洗浄及び消毒を行うこと。 |
| 5. |
手指の消毒 |
| (1) |
石ケン、ブラシ等を使って消毒前によく洗浄すること。 |
| (2) |
手指の消毒は、速乾性擦式消毒剤による方法又は手指を消毒液中に浸す方法により消毒すること。
手指を消毒液中に浸す方法により消毒する場合には、手指を消毒液中に十分浸し30〜60秒もみ洗いすること。この場合の消毒液としては、
0.05%〜0.1%逆性石ケン液、0.05%〜0.2%両性界面活性剤液、0.1%〜0.5%グルコン酸クロルヘキシジン液等を使用すること。 |
| (3) |
手指の消毒液は、水洗いし、清潔なタオル、使い捨てのペーパータオル等でふきとること。 |
| 6. |
その他の消毒 |
| (1) |
シェービングカップ等の間接的に皮膚に接する器具類についても、その材質に応じ、上記に掲げた消毒方法のいずれかの方法により消毒をすること。 |
| (2) |
理容所・美容所内の施設、毛髪箱、汚物箱等の設備については、適宜、消毒すること。 |